ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年10月6日07時00分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

自民党総裁選も終わり、秋相場のスタートか。先週も指摘した通り、147円を終値で割り込まない限りは強気スタートで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は    

もち合いから上放れ150円台に乗せるかと思いきや、BDラインが上値抵抗線となり下落に転じADラインを割り込んできた。

ここではCDラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、右肩上がりのCDラインが下値支持線になることが求められる。そうなれば、150円を窺う動きを期待出来よう。逆に、CCDラインを割り込むと、147円を割り込んでいくことになろう。

 

注目日 10月10日前後 

A点水準:142円50銭  B点水準:150円  C点水準:142円50銭

D点水準:150円

<ゴールド>

堅調な展開が続き、3,900ドル台に乗せてきた。4,000ドルに挑む可能性はあるが、ここからは上値が重たくなる場面になっていこう。売りスタンスを考えたい。

 

ペンタゴンチャート上は

上昇トレンドは続き、右肩下がりの上値抵抗線ABラインを越えて3,900ドル台に乗せてきた。しかし、右肩下がりの上値抵抗線ACラインが控えている。

ここではB点に注目したい。週明けにB点が位置する時間帯を通過する。したがって、同点が位置する時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになる。

右肩下がりのACラインが存在していることに加え、ACラインの真上にはADラインも上値抵抗線として控えている。この場合、3,800ドルを試す可能性はある。

 

注目日 10月6日前後  

A点水準:3,950ドル  B点水準:3,730ドル  C点水準:3,825ドル

D点水準:3,950ドル

 

<ビットコインドル>

高値に迫る動きを見せている。ただし、先週末には上ヒゲの長いローソク足が出現していることからも徐々に上値が重たくなっていく可能性はある。売りスタンスで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

A点が位置する時間帯を通過した直後より上昇に転じ、上値抵抗線BDラインまで一気に値を上げている。

ここではC点に注目したい。週明けにC点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。したがって、ペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになる。

ペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となる可能性があることに加え、上値抵抗線BDラインが存在していることから、上値が重たくなっていくことが考えられる。

この場合、115,000ドルを試す動きが考えられる。

 

注目日 10月6日前後 

A点水準:115,000ドル  B点水準:122,500ドル  C点水準:135,000ドル

D点水準:122,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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