ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年10月13日07時41分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

7月末の高値を超えて150円台に乗せたものの、再び流れは変わった可能性がある。週明けの動きには要注意。終値で150円を割り込むと弱気が広がり、売りスタンスに転換。

 

ペンタゴンチャート上は          

上値抵抗線ACラインを越えて150円台に乗せてきたドル円は上値抵抗線BCラインも超えて真横のペンタゴンの中に入ってきた。しかし、C点が位置する時間帯を通過した直後に大きな陰線が出現。すなわち、C点が位置する時間帯が変化日となり、流れが変わった可能性がある。

現在は堅調な展開を維持しているが、CFラインを終値で割り込んだ場合には売りスタンスに転換する。

 

注目日 10月21日前後  

A点水準:150円  B点水準:162円  C点水準:150円

D点水準:157円50銭  E点水準:154円50銭  F点水準:150円

 

<ゴールド>

最高値を更新し4,000ドル台に乗せてきたNY金だが、高値水準で値の荒い動きとなっている。3,950ドルを維持している限りは強気スタンを維持したい。逆に、割り込むと売りスタンスに転換か。

 

ペンタゴンチャート上は

右肩下がりで上値抵抗線として存在していたADラインを越えると、強気が広がりAEラインをも超えてきた。

ここではAEラインに注目をしたい。堅調な展開を維持するのであれば、下値支持線として存在しているAEラインを割り込むことなく推移していくことが求められる。

AEラインを割り込まない限り堅調な展開は続き4,100ドルを窺う動きを期待出来よう。

逆に割り込むと3,900ドルを試す動きになっていこう。

 

注目日 10月14日前後 

A点水準:3,950ドル  B点水準:3,600ドル  C点水準:4,100ドル

D点水準:3,825ドル  E点水準:3,950ドル

 

<ビットコインドル>

大きく値を下げたものの下ヒゲの長いローソク足が出現した。したがって、上値の重たい展開は続くが下値は限定的と考えたい。スタンスは売りスタンを維持。

 

ペンタゴンチャート上は

ADラインを越えて堅調な展開が続いていたが、B点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯で高値を示現すると下落に転じた。取引時間中にはCEラインを割り込むものの、終値ではCEライン割り込まずに取引を終えている。

ここではCEラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、右肩上がりで下値支持線として存在しているCEラインを割り込むことなく推移していくことが求められるからだ。また、D点が位置する時間帯も変化日となり、流れが変わる可能性もある。ただし、120,000ドルを終値で超えない限りは上値の重たい展開が続こう。

 

注目日 10月13日前後

A点水準:122,500ドル  B点水準:117,500ドル  C点水準:110,000ドル

D点水準:122,500ドル  E点水準:115,000ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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