ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年10月20日07時08分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

高値を示現後、値を下げているドル円だが、先週末は150円の真上で下ヒゲの長いローソク足が出現。終値で150円を割り込まない限り、買いスタンスで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は     

A点が位置する時間帯より下落に転じ、ABラインおよびACラインを割り込んできた。

しかし、ADラインが下値支持線として存在していることに加え、B点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。この場合、155円を窺う動きも期待出来よう。

逆に、150円を終値で割り込むと、弱気が広がることに注意。

 

注目日 10月21日前後 

A点水準:150円  B点水準:157円50銭  C点水準:154円50銭

D点水準:150円

<ゴールド>

最高値更新は続き、4,300ドル台に乗せてきた。ただし、先週末には大きな陰線が出現したことで、流れが変わるのか否かがポイントに。4,100ドルを割り込まない限り、強気のスタンで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

上値抵抗線として存在していたACラインだけでなくBDラインをも超えてきたゴールドだが先週末には値を下げてきた。

ここでは、BDラインに注目したい。堅調な展開が続き、高値を更新していくのであれば、上値抵抗線として存在しているBDラインを越えていくことが求められるからだ。

現在は、堅調な展開を維持している。右肩上がりのCEラインが下値支持線として控えている。この場合、4,400ドルを超えていくことになろう。

逆に、週央にC点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過する。故、週末の動きには注意をしたい。上値の重たい展開に移行するのであれば、4,000ドルを割り込んでいくことになろう。

 

注目日 10月23日前後

A点水準:4,175ドル  B点水準:4,325ドル  C点水準:4,100ドル

D点水準:4,325ドル  E点水準:4,175ドル

<ビットコインドル>

下値の節目を割り込み、弱気が広がっている。しかし、105,000ドル水準で下ヒゲの長いローソク足が出現していることからも、今週は買いスタンスから始めてみたい。但し、終値で102,500ドルを割り込んだら、再び売りスタンスに。

 

ペンタゴンチャート上は

C点が位置するペンタゴンのど真ん中の時間帯が変化日となり、大きく値を下げている。特に先週末では、下値支持線と期待されたCDラインをも割り込んできている。

ここではD点に注目したい。先週末にD点が位置する時間帯に到達した。したがって、同点が位置する時間帯が変化日となるのか否かがポイントになる。

現在は上値の重たい展開が続いている。この場合、AEラインを割り込んでいくことが考えられる。

しかし、D点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性があることに加え、下ヒゲの長いローソク足が出現していることから、下げ止まりから落ち着いた動きに移行することが期待される。

この場合、117,500ドルを窺う動きを期待出来よう。

 

注目日 10月25日前後

A点水準:102,500ドル  B点水準:122,500ドル  C点水準:110,000ドル

D点水準:115,000ドル  E点水準:102,500ドル


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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