ウィークリーテクニカル分析 川口一晃の厳選3銘柄

投稿日: 2025年11月10日07時36分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

<ドル円>

高値を更新したものの、その後は横這いの動きが続いている。しかし、下値は限定的で底堅い動きを期待出来よう。151円75銭を終値で買いスタンスで臨みたい。

 

ペンタゴンチャート上は

右肩上がりのABラインに沿って値を上げている。

ここではB点に注目したい。先週末にペンタゴンのど真ん中の時間帯を通過した。したがって、ど真ん中の時間帯が変化日となり、新しい流れが出てくるのか否かがポイントになる。

堅調な展開が続くのであれは、上値抵抗線BEラインを越えていくことになろう。

逆に、BEラインが上値抵抗線となる可能性もあるが、下値は限定的であろう。

 

注目日 11月18日前後 

A点水準:150円  B点水準:154円50銭  C点水準:162円

D点水準:157円50銭  E点水準:150円

<ゴールド>

4,000ドルを挟んでのもち合いとなっている。下げ止まりから反発に転じる可能性がある。ただし、4,175ドルを終値で超えない限りは、売りスタンスで対応したい。

 

ペンタゴンチャート上は

大きく値を下げたNY金ではあるが、AEラインが下値支持線となり下げ止まる動きを見せている。

ここでは、AEラインに注目したい。下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、AEラインが下値支持線になることが求められるからだ。

D点が位置する時間帯も変化日となり、流れが変わる可能性がある。

逆に、右肩下がりのBEラインが上値抵抗線となり、上値の重たい展開が続く可能性もある。この場合、3,900ドルを割り込んでいくことになろう。

 

注目日 11月10日前後

A点水準:3,950ドル  B点水準:4,100ドル  C点水準:3,950ドル

D点水準:4,175ドル  E点水準:3,950ドル

<ビットコインドル>

下値を試す動きが続き、取引時間中には100,000ドルを割り込む場面もあった。基本的には上値の重たい展開が続くが、反発する可能性はある。買いスタンスを考えたい。

 

ペンタゴンチャート上は

上値の重たい展開が続き、下値支持線ADラインを割り込む場面もあった。

ここではADラインに注目したい。ADラインを割り込むとAEラインを試す動きが考えられる。しかし、AEラインを割り込むと『時間の逆行』が生じることから、下値は限定的であろう。換言すれば、ADラインは強い下値支持線と考えることができる。

この場合、115,000ドルまでの戻りが期待出来よう。

逆に、終値で100,000ドルを割り込むと、弱気が広がることに注意。

 

注目日 11月13日前後

A点水準:102,500ドル  B点水準:122,500ドル  C点水準:110,000ドル

D点水準:102,500ドル  E点水準:90,000ドル

 


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

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