川口一晃のペンタゴンチャート分析

投稿日: 2025年12月22日07時24分(JST)投稿. 詳細を読む JP Blog

 <ドル円>

買いスタンス: 週明けに注目日を通過。流れが変わるのか否かに注目。

 <ゴールド>

買いスタンス:下値支持線(4,310ドル)を割り込まない限り、堅調な展開は続こう。

 <ビットコイン>

売りスタンス:上値抵抗線(90,000ドル)が効いている。超えることが出来るか否か。

 

<ドル円・ハイライト>

  • 週明けの動きに注目

  • B点に注目したい。

週明けにB点が位置する時間帯を通過する。したがって、同点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。ドル高円安に弾みが付くのか、それとも反落するのか。

  • BCラインにも注目

堅調な展開が続くのであれば、右肩下がりで上値抵抗線として存在しているBCラインを超えていくことが求められるからだ。

  • まとめ

現在は堅調な展開となった。

ABラインを超えたことで大きく上昇している。右肩上がりのACラインも下値支持線として控えている。

この場合、158円から160円を窺う動きを期待出来よう。

 

逆に、B点が位置する時間帯が変化日となり反落する可能性があることに注意。

この場合、155円を割り込んでくことになろう。

 

現在値 上値のメド 下値のメド 診断
157円75銭 160円 153円 買いスタンス

 

次の注目日は12月22日。

なお、155円25銭を終値で割り込むと、上値の重たい展開に移行することになろう。

 

<ゴールド・ハイライト>

  • 高値更新は続くのか

  • AEラインに注目したい。

堅調な展開が続くのであれば、下値支持線として存在しているAEライン(4,310ドル)を割り込むことなく推移していくことが求められる。逆に、AEラインを割り込むと、弱気が広がり上値の重たい展開に移行することになろう。

  • C点にも注目したい。

週央にC点が位置する時間帯を通過する。したがって、同点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。

  • まとめ

現在は堅調な展開を続けている。

A点が位置する時間帯より上昇している。また、右肩上がりのADラインに沿って推移していくことが期待される。更には、ADラインの下方にはAEラインが下値支持線として控えている。

この場合、4,500ドルを窺う動きも期待出来よう。

逆に、C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性もある。

この場合、4,200ドルを試す動きになっていこう。

現在値 上値のメド 下値のメド 診断
4,385ドル 4,500ドル 4,150ドル 買いスタンス

 

次の注目日は12月24日。

なお、4,215ドルを終値で割り込むと、上値の重たい展開に移行することになろう。

 

<ビットコインドルハイライト>

  • 上値の重たい展開が続く

  • CEラインに注目したい

上値の重たい展開が続いている。下げ止まりから堅調な展開に移行するのであれば、上値抵抗線として存在しているCEライン(90,000ドル)を超えていくことが必要になる。換言すれば、同ラインを超えることが出来ないのであれば、上値の重たい展開が続くことになる。

  • Cにも注目したい

先週末にC点が位置する時間帯に到達した。したがって、同点が位置する時間帯が変化日となり、新しい動きが出てくるのか否かがポイントになる。故に、週明けの動きに要注目。

  • まとめ

上値の重たい展開が続いている。

右肩上がりで下値支持線と期待されたBCラインも割り込んでしまったことに加え、CEラインが上値抵抗線として存在している。

この場合、80,000ドルを試すことも考えられる。

堅調な展開に移行する可能性もある。

C点が位置する時間帯が変化日となり流れが変わる可能性がある。また、トリプルボトムを形成していると見ることも出来るからだ。

この場合、105,000ドルを窺う動きを期待出来よう。

 

現在値 上値のメド 下値のメド 診断
88,150ドル 105,000ドル 80,000ドル 売りスタンス

 

次の注目日は12月27日。

なお、95,000ドルを終値で超えることが出来れば、堅調な展開に移行することになろう。

 


川口一晃(かわぐち・かずあき)

金融ジャーナリスト・経済評論家

1986年銀行系証券会社に入社。資産運用業務に従事。その後も銀行系投資顧問(現・三菱UFJ国際投信)三洋投信会社で11年間ファンドマネージャーを務める。その後、ブルームバーグL.Pに移りアプリケーションスペシャリストとして投信の評価システムを開発し、ブルームバーグL.Pを投信の評価機関にする。

1992年ペンタゴンチャートに出会い、方眼紙に手書きでペンタゴンチャートを描き始める。以降、現在に至るまで分析を続けており、国内第一人者として多数の著書を持つ。そして外資系証券会社等を経て2004年10月に独立、オフィスKAZ 代表取締役に就任。

ブログ:川口一晃の仮想通貨テクニカル分析

オフィシャルサイト:コレモナニカノ円

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